横浜市立大学大学院 医学研究科 幹細胞免疫制御内科学血液・リウマチ・感染症内科

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教室概要

教授ご挨拶

主任教授 中島秀明

 横浜市立大学医学部 血液・免疫・感染症内科学教室のホームページをご覧いただきありがとうございます。血液・免疫・感染症内科学教室 主任教授の中島秀明です。
 当教室は横浜市立大学医学部第一内科として70年以上にわたり脈々と受け継がれてきた伝統ある教室です。2015年私が第5代教授として就任し、教室も血液・免疫・感染症内科学教室となって新たな道を歩み始めました。
 横浜市立大学の血液グループ、リウマチ・膠原病グループはそれぞれ100名近くのメンバーを擁する日本でも有数の診療・研究グループです。各領域の専門医・指導医を多数擁し、大学2病院(附属病院、市民総合医療センター)と神奈川県下の基幹病院で地域密着型の最先端の診療を展開しています。さらに各グループでは、そのスケールメリットを生かした様々な多施設共同研究や臨床治験を行っています。

 血液グループは、大学病院を中心に神奈川県下の血液診療を文字通り支えています。造血幹細胞移植分野では1980年代から日本の移植医療の草分けとして活動しており、現在は大学2病院と神奈川県立がんセンターで年間100例の移植を行っています。これまでの累計移植症例数は1300例を突破し、日本でも有数の移植グループとなっています。研究面では2017年に米国留学から帰国した國本助教を加え、骨髄系腫瘍の分子メカニズム解明と新規治療薬創出に向け、最先端の研究を行なっています。
 リウマチ・膠原病グループは、難病であるSLE、関節リウマチ、皮膚筋炎など各種膠原病を診療しており、県下から数多くの患者さんが紹介されてきます。特に研究班の班員として日本のベーチェット病研究の中心として活動しており、一方でまた強皮症の血管再生療法、関節エコーなどの先端医療も展開しています。
感染症グループはHIV感染症や各種輸入感染症の他、院内コンサルテーションや感染制御業務でも中心的な役割を果たしています。

 大学は言うまでもなく、最先端の研究と診療を行うところです。そして血液学、リウマチ膠原病学、感染症学は、いずれも発展著しい魅力ある分野です。学生、研修医、若手医師の皆さんには、是非この魅力ある世界に飛び込んで、一緒に夢を追いかけてほしいと思います。

 「臨床は目の前の患者様のために、研究と教育は目に見えない患者様のために」—これは私のモットーであり、医局員全員が共有しています。私が横浜市大に来て5年が経ちました。これまでも、そしてこれからも、このモットーのもと臨床と研究を融合し、未来志向の医療を目指して一丸となって進んでいきます。

2020年4月

横浜市立大学医学部
血液・免疫・感染症内科学
主任教授 中島秀明

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